・このブログに来ていただきありがとうございます。
今回は
【漬物ルールの厳格化のニュースについての記事です。】
・いったい漬物製造ルールの厳格化されるっていったいどういう事?
・なぜ漬物製造ルールが厳格化されるの?
といった内容となります。
ぜひ最後までお読みください☆
●漬物の製造ルールの厳格化とは?
・道の駅や地域の直売所等で製造者の名前が書いた漬物が売られているのを見たことはありませんか?
今回の件はあれをイメージするとわかりやすいと思います。
あの漬物(実際はキムチや梅干しなんかも含まれるそうです。)を製造するルールが
令和6年6月からはかなり厳しくなりますよーってことなんです。
まず、そもそも以前は特に許可無く営業できていたそうです。
(地域のおばあちゃんが自宅で作った漬物をお店に卸したり)
そんな漬物製造業でしたが、「改正食品衛生法」が施行され令和3年6月から3年間の猶予期間を経て令和6年以降は営業許可が必須となります。
許可を得るためにはもちろん・・・
・自宅台所とは別に衛生的な専用の作業場を設ける
・手でひねる蛇口以外の手洗い設備(自動式やレバー式、足踏み式等のもの)とシンクがそれぞれ必要
・従業員が利用するトイレはトイレ専用の手洗い場を設ける
・床面・内壁は不浸透性で床面に排水溝が必要
・更衣室や更衣できる場所の確保
・包装台又は包装設備が必要(製造と同じ調理台は使用不可)
・掃除道具と掃除のマニュアルの作成
・結露やカビを防ぐための換気設備
・温度計が付いた冷蔵庫が必要
等の一定の衛生基準を満たしたうえで保健所から営業許可を得る必要があります。
いや、飲食店かよ!!
掃除のマニュアルとかまである!!
と最初は思ったんですが、どうやら
「食品に携わるなら通常の飲食店ぐらいキッチリ管理しなさい。」ってことみたいですね。
とはいえ、大規模な工場とかならまだしも個人で製造している人にとっては改修工事や設備をそろえるだけでもかなりの金額が必要になりそうですよね。
テレビに出ていた個人で漬物を作るおばあちゃんも
「水道を設置するのに20万円かかった。」と嘆いていました。
また別の人は
「そんな多額のお金を使って漬物作りを続けるくらいならもう辞めてしまおう。辞めざるを得ない。」と語っていました。
このような流れで令和6年6月以降製造したくても出来なくなり「おばあちゃんの味」が店頭から消えてしまうことが懸念されています。
●なぜ漬物製造ルールが厳格化されるのか?
・ではなぜここまで製造者を苦境に立たせてまでルールが厳格化されるのか?
正直私はニュースを見ながら
「政府はふるさとの味を廃業させたいのか!けしからん!!」
って安易に思ってしまいましたが
どうも調べていくと、その背景となったのは2012年の白菜浅漬けを原因食材とする集団食中毒事件が発生したことによるものがあるようです。
この事件では認定患者169名、入院患者延べ127名、うち、8 名が死亡するという重大事件となっています。
その後の調査によって、その原因は特定されなかったが、原料白菜の殺菌工程に不備があったことが指摘されたみたいです。
上記の事件がきっかけになり、また前回の法改正から15年が経過しており、食を取り巻く環境の変化や国際化等に対応して食品の安全を確保するため、食品衛生法の改正となったみたいですね。
●まとめ
感じ方や立場は人それぞれあるので一概には言えませんが私は
・今後同じような悲劇を繰り返さないようにと漬物ルールを厳しく、衛生管理を厳しくしていこう。尊い人命がかかっている。
という考え方も分かる。
・(食中毒防止とか食品の安全を掲げているから反論しにくいが)
なぜ“ふるさとの味”として親しまれている漬物屋を潰したり、農家が道の駅で手作り漬物を販売するのをやめさせようとするのかと思う。
・漬物にまで国際的な衛生基準は果たして必要か?
という製造者の方々の考え方も分かる。
どちらの言うことも分かる。人命がかかっているとはいえ、もう少しルールを緩和したりは補助金を出すなりは出来ないのかな?と素人ながら思ってしまいました。
(自治体によってはあるが基本補助はないとのことでした)
しかしこの流れは止められなさそうです…
美味しい手作り漬物を安全に食べられたらいいんですがなかなか簡単な話ではなさそうです…
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